今日の朝ごはんは、白ごはんのほかに、お味噌汁と牛乳も少し飲んでくれました。
お薬もちゃんと飲めて、ちょっと嬉しいスタート。
この調子で、食べられるものが少しずつ増えていくといいなと思います。
シャワーの許可も出て、2週間ぶりに入れるはずだったのですが…
「入りたくない!」と号泣。
保育士さんにあやされて、ようやく不機嫌は落ち着いたけれど、髪の毛のにおいも気になっていたので洗ってあげたかったな。
ご褒美にプリンやチョコをちらつかせても効果なし。
病室や廊下で泣き続け、看護師さんやヘルパーさん、実習中の学生さん、他の患者さんや付き添いの方々まで見守る中、私も焦りとイライラが抑えられず、つい強い言葉を投げてしまいました。
(「もういいよ、そこにいなさい」なんて…)
あとで自己嫌悪がどっと押し寄せました。
お昼はポテトが出たので、それを食べて少し落ち着き、泣き疲れたのか眠ってくれました。
周りの子たちはどうしてあんなにすんなりお風呂に入ったり、ごはんを食べたりできるんだろう…。
比べても仕方ないと分かっていても、心が弱っているときはどうしても考えてしまいます。
その頃、夫はまるくんの幼稚園の退園手続きへ。
「元気になったらまたいつでも戻ってきてください」と言っていただき、担任の先生は泣きそうになったそうです。
(「泣きそう」って口に出されたらしいです)
その話を聞いて、私も胸が熱くなりました。
たった3か月だったけれど、運動会で元気に踊る姿を見られたし、楽しい思い出がたくさんできた日々でした。
何より、担任の先生がまるくんをよく見てくれていたこと、本当にありがたかったです。
書きながらも涙がにじみます。
また元気に戻れる日が来ますように。
そして夜の19時半。
なんと、あんなに嫌がっていたお風呂に入ってくれました。
「なんであんなに泣いてたんだろう…」と拍子抜けするほど。
子どもが寝た22時半、ふと「脱毛はいつから始まるんだろう」と調べてしまいました。
寛解導入開始から10日〜2週間くらいでシャンプー時や枕に抜け毛が増え、2〜3週間で目に見えて進み、1か月後にはほとんど抜け落ちる子も多いそうです。
もうすぐ開始から1週間。あと数日で、ごっそり抜ける日が来るのかもしれません。
病気を治すためとはいえ、本当に胸が苦しくなります。
生え始めるのは治療終了から1〜3か月後、半年で短髪ながら安心できる見た目になり、1〜2年でかなり元の髪に近づくそうです。
「半年…長いようで短いような…」そんな気持ちです。
きっと今のまるくんの髪型は、このまま見納め。
少しさみしいけれど、また元気な髪が生えてくる日を信じます。